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楽天銀行の口座が凍結(いきなり入金・出金・振込ができない)その後の対応とリスクについて

楽天銀行の口座が凍結(いきなり入金・出金・振込ができない)その後の対応とリスクについて

楽天銀行の口座がいきなり凍結され、入金・出金・振込の一切ができなくなりました。

楽天銀行側の対応や口座開設リスク、その後について、筆者自身の体験談を掲載します。

なおSNS上の投稿を見る限りでは、2015年9月に入り「楽天銀行の口座が凍結された」という人々が急増しているようです。

また、少々前の話ですが こちらのブログ主さんなどは、かなりご苦労された様子。。。

楽天銀行の口座が凍結(いきなり入金・出金・振込ができない)その後の対応とリスクについて

楽天銀行の口座が凍結されていることに気が付いた発端

楽天銀行の口座からお金を引き出しに、セブンイレブン内にあるATMを操作しました。(これが2015年9月29日 PM5:00頃だったと記憶しています。)

口座残高をATMの画面上で確認できたため、暗証番号は正しく入力したと断言できます。ところが、お金を引き出そうと出金操作を行ったところ「このカードはご利用できません。」とのエラーメッセージが表示。

・・・これが、筆者が 自身の楽天銀行口座に何らかの問題が生じていることに気が付いた発端です。

楽天銀行口座凍結の兆候

実は上記ATM操作を行う数日前に、インターネットオークションで取引(こちらが売り手)を行い、購入者の方に支払用として 楽天銀行口座を伝えたことがあります。

ところが、「入金しました」という連絡があったにも関わらず、ネットバンク上での口座残高に変化がありません。

購入者の方に確認を取ったところ、「伝えられた楽天銀行口座に振込んだはずのお金が、何故か戻ってきてしまった」とのことで、仕方なく他銀行の口座を伝えました。

・・・今思い返してみると、この時すでに楽天銀行口座が凍結されていた可能性が高いです。

楽天銀行からのお知らせメール

さて、筆者が気付くのが遅れてしまったのですが、実は 2015年9月28日の午前中に、楽天銀行から下記のようなメールが届いていました。

件名:楽天銀行からのお知らせ[メッセージがあります]

本文:
◯◯◯ ◯◯◯様(△△△△△△△△△△)
楽天銀行をご利用いただきありがとうございます。

◯◯◯ ◯◯◯様に新しいメッセージが届いています。
楽天銀行にログインいただき、メッセージをご確認ください。

■PCからログインされるかた
ログイン後、「MyAccount」画面の「メッセージボックス」からご確認いただけます。
http://www.rakuten-bank.co.jp/□□□□□
※楽天銀行のログイン画面に移動します

■楽天銀行アプリからログインされるかた
ログイン後、「ホーム」画面右上にある「メッセージ」からご確認いただけます。

************************************************************************
サービス内容に関するご質問は、当行ホームページよりお問い合わせください。
※本メールへのご返信は対応いたしかねます。ご了承ください。

楽天銀行 http://www.rakuten-bank.co.jp/
************************************************************************

※ ◯◯◯ ◯◯◯は筆者の名前、△△△△△△は登録メールアドレス、□□□□は、楽天銀行が管理している個別URL となります。

楽天銀行からの口座凍結メッセージ

楽天銀行からのメールに気が付き 楽天銀行Webサイトにログインしてみると、メッセージボックスに下記の内容が届いていました。

楽天銀行からの口座凍結メッセージ

楽天銀行でございます。平素は当行をご利用いただきまして誠にありがとうございます。この度、お客様の口座に一時的に取引制限をかけさせていただいております。ご理解くださいますようお願い申し上げます。

・・・Σ( ̄□ ̄|||) ガーン!!

楽天銀行への問合せ

楽天銀行からのメッセージを確認し、すぐに楽天銀行へ電話問合せを行いました。(これが 2015年9月29日の PM8:00頃だったと記憶しています。)

オペレーターに繋がったのですが、「翌日の9:00 〜 17:00の間に、こちらからお電話差し上げます。」との旨を言われました。

そして翌日(2015年9月30日)になったのですが、せっかちな性分のためPM5:00まで待つことができず、AM11:30頃に再度 楽天銀行へ電話問合せ。

その際にオペレーターから、「本日中に こちらからお電話差し上げます。」との旨を言われました。(昨日問合せた際は「翌日17:00までに こちらからお電話差し上げます」と言われたハズなんですが。。。)

また、「担当部署の電話番号を教えてくれ」とこちらが頼んだところ、「担当部署の電話番号は教えられません」と断られました。

なお、現在PM8:00を過ぎましたが、楽天銀行からの電話は未だにありません。

(※ 実は日中に2回 非通知の着信があったのですが、まさかこれが楽天銀行からの連絡ではありませんよね? 仮にもしそうであるならば、余りにも非常識。ただ、「担当部署の電話番号は教えられません」とオペレーターが言ったことと「非通知での着信」に、何らかの関連があるのではと勘ぐってしまいます。。。)

楽天銀行口座の一時凍結と、お粗末な対応について

楽天銀行の口座凍結は、預金残高の確認は可能ですが、口座からの出金・入金(振込み含む)が一切不可になるようです。

そして大量口座凍結の理由については、「過去に犯罪に使われた口座と取引の合った口座が、一時凍結&調査中」という説が有力のようです。(ただし、楽天銀行からは未だに正式な発表がありません。)

なお、人気ブロガーのやまもといちろう氏が ご自身のブログで書かれているとおり、犯罪疑惑のある口座を一時凍結し調査を行うことについては、法律に則った行為である以上、決して責められることではありません。

ただし、電話問合せの際に「◯◯時までに こちらからお電話差し上げます。」と楽天銀行側が約束し それを破ることは、銀行内で何が起こっていようとも関係なく、非難されて当然です。

また、「犯罪疑惑のある口座を一時凍結する」ことが法律に則っているとはいえ、他銀行で楽天銀行ほど大量に口座凍結が行われているという話は、今のところ耳にしません。

「大量に口座を凍結しなければならないほど、楽天銀行は犯罪グループの温床になっている」のか、もしくは「取り締まりを強化 → 犯罪口座を一掃したクリーンな金融機関であるイメージを創りあげたい」のか。

・・・前者であるならば 楽天銀行はますます消費者から敬遠され、後者であるならば「犯罪とは無縁の 大多数の人々を犠牲にし、ごく少数の犯罪者を取り締まった 愚かな金融機関」という烙印が押されることは 避けられないでしょう。

楽天グループと言えば、過去に電子書籍koboの書籍数を水増しして消費者庁から指導を受けた事件や、商品価格の不正二重表示(元値を不正につり上げ、割引率が大きいように見せかけること)疑惑などが、世間を賑わせました。

今回の楽天銀行口座 大量凍結におけるお粗末な対応は、多くの人々が楽天銀行や楽天グループ全体に対し、負のイメージを持つに充分な理由です。

今後 楽天銀行側がどのように弁明し 世間からの信頼を勝ち取っていくのか、非常に興味を惹かれます。

そして個人的には、口座凍結が解除されしだい楽天銀行口座を解約するでしょう(笑)


楽天銀行口座の凍結、その後について(2015.11.02 追記)

楽天口座凍結後、1週間ほどしてから「楽天の犯罪対策課」と名乗る部署から電話がきました。

「犯罪者との関係が疑われる口座を凍結し調査中」とのことで、「容疑が晴れ次第、口座の凍結を解除します」と言われました。

しかし1ヶ月経った現在でも、依然として口座は凍結中です...(怒)

楽天銀行口座のリスク

このように、楽天銀行口座は事前通告なしに凍結される可能性があります。(ネット上の反応を見る限りでは、筆者だけではなく被害者は大勢。)

リスクが高すぎて、大切なお金を預けるに値しない金融機関であることは間違いありません。