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貧乏ゆすりは健康に良い!?本当は体に良い「悪い習慣」4つ(臭いオナラ、汚い部屋 など)

貧乏ゆすりは健康に良い!?本当は体に良い「悪い習慣」4つ(臭いオナラ、汚い部屋 など)

貧乏ゆすりが実は健康に良いことが判明! それ以外にも「悪い習慣だと思われがちなのに、実は身体に良い習慣だった」という、驚きの行動4つをご紹介します。

「お行儀の良さ」と「健康に良い習慣」が必ずしも一致しないことが分かり、ちょっぴり面白いですよ^^参考文献:dailymail

貧乏ゆすりは健康に良い!?本当は体に良い「悪い習慣」4つ(臭いオナラ、汚い部屋 など)

1.貧乏揺すりの健康効果

セカセカと落ち着きなく足元を動かす貧乏揺すり(びんぼうゆすり)。幼い頃「貧乏揺すりはみっともないので止めろ」と注意された経験のある人も、少なくはないでしょう。

ところが、常に足元を揺する行動には、心臓病や糖尿病・各種ガンの予防効果があるという研究データが発表されています。

英リーズ大学と英ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの共同研究チームは、イギリス女性12,000余名の健康診断書を分析。

その結果、毎日7時間以上座りながら動きがさほど無い人は、座りながらも頻繁に動く人(=貧乏揺すりの人)に比べ、死亡リスクが43%も高いことが判明したそうです。


「毎日7時間以上座る」というのは、日本の社会人や受験生たちには、かなり当てはまるような気がします。

ぜひ健康のために、机の下でこっそりと貧乏揺すりを行ってみてください♪

2.布団をたたまない方が、喘息やアレルギー症状の予防になる

朝起きてから布団をたたむことは、規則正しい生活の第一歩と言えます。

しかし何と、「布団はたたまないで そのままにしておいた方が健康には良い」という研究データが報告されています。

英キングストン大学の研究チームによれば、布団・ベッドなどはたたまない方が、ダニによるアレルギーを防ぐのに効果的とのこと。


人が使用しているマクラ・布団・マットレスなどには約150万匹のダニが付着しており、それらダニの排泄物やハウスダストによって、アレルギー症状が発症。鼻炎・湿疹・喘息で苦しめられることになります。

( ※「喘息の約80%がダニによって引き起こされる」という衝撃的なデータもある程。)

そして、ダニは人の皮膚から剥がれた角質を栄養源にしており、暖かく湿った場所が大好き。一方、乾燥した場所や高温の場所では、ダニは衰弱し死んでしまいます。

研究チームのステファン博士によれば、「布団・ベッドをたたまずに そのまま放置しておくだけで、布団の湿気が除去されダニが自然に死んでしまう」とのこと。


・・・筆者も怠け者 かつ ダニアレルギーに悩まされている1人なのですが、これは嬉しすぎる研究結果です^^

3.赤ちゃんを汚い部屋で育てると、将来のアレルギー発症リスクが減る

哺乳瓶の除菌・殺菌を始め、とにかく清潔であることが推奨される新生児のお世話。

しかし、「汚い部屋で育てられた赤ちゃんは、将来のアレルギー発症リスクが軽減する」という研究データが報告されています。

英サウサンプトン生命研究所の研究チームは、アレルギー体質の子供たちを被験者として集め、次のような実験を行いました。

被験者全体を2グループに分けた後、1つのグループにはアレルゲン(=アレルギーの原因となる物質)が入った錠剤を与え、もう1つのグループにはプラセボ(=見た目はそっくりな偽の薬)の錠剤を与えたそうです。

実験の結果、生後6ヶ月〜18ヶ月の間に 1日2回以上ハウスダストやダニなどに触れていた子供(=汚い部屋で育てられた子供)は、同じアレルゲン錠剤を飲んだ場合でも、アレルギー発症リスクが63%も低くなることが判明。


なお、同様の研究結果がアメリカでも報告されています。

米ジョンズ・ホプキンス大学の研究チームは、約470名の赤ちゃんに対し3年間「アレルギーと生活環境」の追跡調査を行いました。

その結果、生後12ヶ月までダニやハウスダストに多く触れてきた赤ちゃん(=汚い部屋で育った赤ちゃん)は、3歳になってからのアレルギー症状・喘息の発症リスクが非常に低くなることが判明したそうです。


・・・「子供は、綺麗な環境からは何も学ばない」という格言は、知能だけではなく免疫にも当てはまる内容だったんですね。

4.おならが臭いと、癌のリスクが減る?!

英エクセター大学の研究チームは、「酷い臭いがするオナラには、癌リスクを減らす効果がある」と発表しています。

悪臭オナラの主原因は、腸内細菌が食物を分解する過程で生じる「硫化水素」という物質。この硫化水素は "刺激的な臭い" で知られており、俗に「腐った玉子のような臭い」と表現されています。

そして この硫化水素には、細胞内でエネルギーを生み出している「ミトコンドリア」を保護し、癌を予防する効果があることが、研究によって明らかとなりました。

例えば、癌治療に効果があり "スーパーフード" として挙げられるブロッコリーやキャベツなどには、硫黄(=硫化水素の原料)が豊富に含まれています。

研究チームのマークウッド博士は、「今後 硫化水素は、様々な病気を治療するために重要な役割を果たすであろう」とコメントしています。


注:必ずしも硫化水素だけが、臭いオナラの原因ではありません。病気の予兆である可能性もあるため、オナラの臭いが気になる人は医療機関を受診しましょう。

この記事のまとめ

貧乏ゆすりは健康に良い!?本当は体に良い「悪い習慣」4つ(臭いオナラ、汚い部屋 など)
  1. 貧乏揺すりの健康効果
    貧乏揺すりには、心臓病や糖尿病・各種ガンの予防効果があります。
  2. 布団をたたまないと、喘息やアレルギー症状の予防になる
    布団を広げっぱなしにすることで湿気を飛ばし、ダニを死滅させます。
  3. 赤ちゃんを汚い部屋で育てると、将来のアレルギー発症リスクが減る?!
    新生児の時期に多くのアレルゲンに触れた場合、その後のアレルギー発症リスクが格段に下がります。
  4. おならが臭いと、癌のリスクが減る
    臭いオナラの主原因である硫化水素には、ミトコンドリアを保護し、癌を予防する効果があります。

健康な毎日を過ごすお役に立てましたら幸いです^^

・・・それにしても、いくら体に良いとは言え、どうも躊躇してしまう内容ばかり(笑)