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集中力・労働生産性を最大限に高める『52-17の法則』 - 休憩で作業効率アップ

更新日:集中力・労働生産性を最大限に高める『52-17の法則』 - 休憩で作業効率アップ

集中力・労働生産性を最大限に高めるための『52-17の法則』について解説します。


「作業効率をアップするためには、適度な休息が必要」 ・・・これは教育現場やビジネスの場において、散々言われ続けてきた内容です。

人の集中力は、何時間も持続するように出来てはいません。

それを裏付けるかのように、長時間続けて作業を行うよりも、適度に休憩を挟んだほうが、作業全体の進捗が早い という実験結果が、数多くの研究機関・企業から報告されています。

(※ 休憩を挟まない場合、なんと4割も作業効率が落ちたとするデータも…)


・・・それでは、最も効果的な「作業時間と休憩時間のバランス」とは??

目次
集中力・労働生産性を最大限に高める『52-17の法則』 - 休憩で作業効率アップ

作業時間(労働時間)と休憩時間の、一般的な例

作業時間と休憩時間のバランスを考える目安として、我々が必ず経験した「小学校の時間割」を例に挙げてみます。

ほとんどの小学校では、40〜50分が授業の1コマ。そして授業と授業の間には、10分休憩を挟んでいます。これは30年前も現代も、さほど変わってはいません。

そして、この「授業1コマ = 50分」というのは、小学生の集中力が途切れる限界が、大体これぐらいであることから設定された時間 なんだそうです。


この名残で、学習塾やクラブチームなどにおいても「50分間作業(練習・勉強)して、10分間休憩」というパターンが、最も多く採用されています。

社会人になると、さすがに定期的な休憩時間が定められている職場は稀。しかし、トイレ・タバコなど何だかんだと理由をつけ、「50〜60分間の作業ごとに、約10分間の休憩を取っている」という人が、多いように見受けられます。

最も効率が上がる作業時間と休憩時間のバランスとは?

さて、「休憩を挟んだ方が作業効率が上がる」や「一般的には50〜60分間の作業ごとに、約10分間の休憩をとっているパターンが多い」という内容については、上でご紹介した通りです。

それでは、最も効率が上がる作業時間と休憩時間のバランスとは、一体どのようなものなのでしょうか?


最新の研究によれば、「52分間の作業と、17分間の休憩」の繰り返しが、最も労働生産性が上がることが明らかになりました。

研究チームは、様々な職場において生産性の高い上位10%の人々を追跡調査。その結果、生産性の極大化のためには「仕事と休憩の割合が52分:17分が最適」という結論に至ったとのこと。出典:Fox News


なお、「17分間も休憩するって、うちの職場では現実的じゃないな〜」 ・・・というビジネスマンのために、

「職場事情において17分間の休憩を取ることが難しいのであれば、5分〜10分程度の短い休憩を ときどき挟むようにすることでも、生産性の向上や健康維持に効果がある」

と、研究チームはアドバイスしています。

『52-17の法則』まとめ

勤務時間中にたびたび休憩しており、一見すると問題児に思える社員(ex  一度トイレ休憩に出て行ったきり中々帰ってこない、頻繁にタバコを吸いに行く など)ほど、意外に仕事が出来たりする不思議。

・・・この研究結果は、そんな理不尽な謎を解明する糸口になるかもしれませんね ^^)

皆さんの職場事情に合わせて、ぜひこの「52-17の法則」や「短い休憩を度々挟む」を試してみてください♪


何より重要なことは「どんなに切羽詰まった忙しい時であっても、休憩時間を必ず取る」ということ。

休憩を挟むことは、身体の健康にも、精神の健康にも、何より作業効率(=労働生産性)アップにも欠かせないんです!

本稿をご覧になられている企業経営者の方へ

「同じ賃金を支払っているのだから、社員は休ませずに多く働かせた方が得」だという考えは、非常に愚かだということがお分かり頂けたかと思います。

日本の労働環境が改善され、人々がストレス無く生産性を高められるようになることをお祈りします。

何らかのお役に立てましたら幸いです♪