QSアジア大学ランキング2018の順位一覧（アジア大学TOP40・日本国内大学TOP45）

英クアクアレリ・シモンズ（Quacquarelli Symonds：QS）によるアジア大学ランキング2018が、2017年10月16日に発表されました。

様々な研究機関が独自の指標を基に発表している大学ランキングですが、QSのランキングは世界でも有数の知名度と権威を誇っています。

なお、QS世界大学ランキング2017-2018は、2017年6月に発表されています。

本ランキングは、世界ランキングから "アジア圏の大学のみ" を抽出しただけではありません。アジア圏の大学を評価するための指標を追加（詳細は後述）し、アジア圏の大学全てを再評価した大学ランキングとなります。

ここでは、QSによるアジア大学ランキングTOP40、日本国内のTOP大学ランキングTOP45をご紹介します。

QSアジア大学ランキングTOP40（2018年度）

QSアジア大学ランキングのTOP40は、以下の通りです。

1位はシンガポールのNTU（南洋理工大学）、2位にもシンガポールのNUS（シンガポール国立大学）がランクイン。

日本国内の大学1位は、13位にランクインした東京大学となりました。

QSアジア大学ランキングの評価は、下記項目のスコアを個別に算出し、それらを合計した総合得点でランク付けが行われています。

これらの項目のうち、「博士号を持つ教員数」「交換留学生の割合」については、QS世界大学ランキングには無く、QSアジア大学ランキングのみの指標です。

1位のNTU（南洋理工大学）を100.0点とし、2位のNUS（シンガポール国立大学）は99.9点、3位の香港科技大学は98.2点、4位のKAISTは97.5点、13位（日本1位）の東京大学は93.2点、14位（日本2位）の東京工業大学は93.0点という評価結果になりました。

総合スコアだけを見ると、日本の大学がシンガポール・香港・中国・韓国の大学に押されている感が否めません。

しかし、総合スコアは上記項目の総合得点であり、必ずしもアジア諸国の大学と比較し、日本の学術研究レベルが低いわけではありません。（ノーベル賞の受賞数を調べれば一目瞭然です。）

例えば、東京大学は「Academic Reputation（学界からの評判）」と「Employer Reputation（企業からの評判）」においては、満点 100.0/100.0 と評価されています。

「日本の大学は留学生を惹きつける魅力に欠けている」と QSから度々指摘されている通り、日本の大学は "国際化" 面が大きな弱点。

それによって総合スコア（＝ランキング順位）を大きく落としているため、ぜひ今後に期待したいところですね♪

QSアジア大学ランキング2018における、日本国内大学のTOP45は下記の通りです。

※ 詳細な順位が発表された上位250校のうち、日本の大学がランクインした数が45校。

ご自身の大学（もしくは、志望校）が、世界的にどのような評価を受けているのかを知ることは、勉学へのモチベーションアップに繋がると思います。

※ なお、入試難易度（偏差値）ランキングでは無い事に注意してください。

QSが発表した最新のアジア大学ランキングをご紹介しました。

何らかのお役に立てましたら幸いです♪